韓国に来て1ヶ月、ワンルームに引っ越しました。
入国から1か月間、ソウルでコシウォンという、元々は学生が勉強をするために作られた、ベッド、机、引き出しなどだけがある個室みたいな所に住んでいました。
最初は勝手がわからなかったので、保証金もないし、ソウルの街中で地下鉄の駅からも近いし利便性はよかったのですが、
窓がなかったため日が当たらず、朝も夜も分からなくスマホのアラームで起きるという、サーカディアンリズムが狂い始めだんだんと不穏になってきたので、引っ越すことにしました。
韓国の賃貸
韓国の家賃制度は日本とちょっと違うんだよねえ。
家賃制度
韓国では전세(チョンセ)、월세(ウォルセ)と呼ばれるものがあります。
まずチョンセとは、入居時に大金を預けて、大家さんがそれを運用して収益を得ます。退去時に全額返金され、入居者は毎月の家賃を払わずに部屋を借りる事ができます。これはかなりの大金で、契約期間が2年とかなので、ワーホリで韓国に住んでいる私たちには関係がありません。
ウォルセについてですが、日本と同じで家賃を毎月払います。敷金に当たるものが보증금(保証金)というもので、家賃滞納があったり、部屋に何か損傷があればそこから差っ引かれて、退去時に返金されます。保証人がいなくても、金さえ払えば部屋を借りられるところが日本と違って便利なところです。
賃貸で住める部屋の種類
一戸建て等もありますが、大体ざっくり分けるとこんな感じです。
アパート 日本でいう高層マンション。数十階になるものもあり。警備員が常駐してる所もある。駐車場が不足しがち。富裕層が住んでいるイメージ。
ヴィラ 2-3階建ての、日本でいうアパート。築年数やエリアによるがアパートよりも大体安い。
ワンルーム 日本でいう1K、1Rと一緒。フルオプションといって、レオパ◯スみたいに冷蔵庫や洗濯機などが付属している所も多い。保証金+月々の家賃を払うスタイル。
コシウォン 3畳くらいの個人スペースのみ。シャワー、トイレ、台所は共同。狭い分安い。保証金もいらない。ゴミ捨てとかは大家さんがやってくれるし、キムチ、ラーメン、ご飯などを食事を支給してくれる所も多い。隣人の騒音などストレスが多い。居室が多く入り組んだ作りであることが多く、過去に火事になり死傷者を出した事例もある。
今回、1ヶ月そんな私はこのコシウォンに住んでいました。
家賃は月35万₩でした。入居初日に現金で払いました。
洗濯機、乾燥機は使用にそれぞれ1回1000₩で、洗濯機の使い方がかなり複雑で、お金を飲み込まれたこともありました。
他の入居者はヨーロッパ系の外国人が多かったのですが、家賃払わない奴が発生した場合、口座とかも知らせてないしどうするんだろうと謎でした。笑
入居時に、ここを管理している60代のアジュンマ(おばさん)が「私のことを韓国のオモニ(お母さん)と思ってね」と言ってくれて、味がしない饅頭をくれたりしたのですが、1ヶ月で退去するとなったらめちゃ冷たくなって、韓国のお母さんではありませんでした。苦笑😅
日本でもそうですが、異国でやたら親切にしてくる人にはありがたさも持ちながらも注意しないといけません。
ワンルーム契約
社会人になってからは、病院の看護師寮にずっと住んでいたため(🆓)不動産に行くのはお父さんと一緒に行った、大学に行くために一人暮らしの家を探した高校卒業した春休みの時以来です。そのため、日本でも1人ではぼったくられそうなので、不動産契約できる自信はありません。
エリアを決める
最初、ソウル市内にワンルームを借りようかと思っていたのですが、
ソウルは、坂は多いし狭いし高いし古いという4重苦だったため、自分の働きたいソウル市内のエリアから地下鉄で1時間くらいのソウル外の場所に住むことにしました。
不動産を予約
そのエリアの不動産の事務所に電話などで訪問予約します。これは日本と同じですね。
事前に予算などを伝えておくと、大体見繕ってくれます。
内見に行く
これも日本と同じで、不動産の人が内見する部屋まで車に乗せて連れて行ってくれます。
運のいい事に、訪問3部屋目で日差しがよく当たる綺麗めな部屋を見つけたので、そこの部屋を契約しました。(とにかく日差し大事なことに気づいた)
ソウルだと最低1年の契約からしかできない所が多いですが、私が契約した所は、6ヶ月から契約できて、1ヶ月ずつ延長もできました。
その場で、保証金と1ヶ月分の家賃をネットバンクで大家さんに送金しました。
日本だと口座振替にすれば、勝手に引き落としてくれますが、韓国は毎月毎月、自分でネットバンクから送金しないといけないみたいです。忘れそう。
不動産の仲介人の方が、妹さんが日本人の旦那さんと結婚しているため、親日家だったのか、「ご飯でも食べな〜」と仲介料を15万₩から2万₩値下げしてくれました♡わーい!!!
役所に届出
韓国人のことは知りませんが、外国人は引っ越してから、14日以内に転居届を出さないと罰金をとられます。日本では引っ越しても短期間なら住民票を移さないことはしょっちゅうだったので、これは気をつけないといけません。
確定日時と転入申告
引っ越してきたら、近所の住民センターに行って확정일자(確定日時)と전입신고(転入申告)という手続きをします。
わざわざ行かなくてもネットでも手続きはできるみたいですが、私はできませんでした。笑
転入届は日本と一緒なので分かりますが、確定日時って意味が不明ですよね。
確定日時・확정일자とは、預けた保証金を大家さんが何らかの事情で返還してくれないことがあった時、2000万₩までは市が保証してくれるという制度です。
申請しておくだけで、保証してくれるのでやっておくべきです。
転入届の手続きした時に一緒にやろうと思ったのですが、契約書が大家さんが前の人の契約書のエクセルをコピーしてそのままちょっと変えただけだったので、空欄があったり間違いの情報がたくさん(?)あり、アパートの1階にいる管理人の大家さんとの間を住民センターを5往復しました。その結果その日中にできず、翌日にやっと申請ができました。草
契約書を何度も作り直して、不動産の仲介人のサインも大家さんが代筆して契約書とは?となりました。
自分への戒めですがしっかり確認しましょう。
韓国のワンルームの便利な点
ゴミ出しの曜日がない
共同の入り口に、ビニール・缶・生ゴミなど種類別にゴミ捨てのカゴみたいのがあり、いつ捨ててもいいみたいで、ゴミをゴミ出しの曜日まで部屋に置いておかなくてもいいので良いです。
宅配便を部屋の前に置いてくれる
日本にいた時、結構面倒だったのが、Amazonなどで注文した物が対面でないと受け取れず、ポストに不在票が入っていて、また再配達日時を連絡して配達員さんの仕事が増えるしといい事がなかったですが、
韓国では全部ドアの前に置いて行ってくれて、配送完了としてこのような証拠写真を送ってくれます。
注文した物を盗まれる可能性も0ではありませんが、置き配を盗む不届者は、韓国では非国民だそうです。
結論
1人のスペースが獲得できるワンルームは、かなり快適です。
何かあれば大家さん等と韓国語でやりとりしないといけないし、賃貸に関する難しい単語も多いです。
が、日本で不動産を契約するよりは、書類も少ないし、仲介料も安いし、デジタルロックの番号を自分で変えられるので、鍵交換代とかルームクリーニング代とかもないし、正直楽だなと思いました。
流れとしては、日本で賃貸の部屋を契約するのとほぼ一緒ですが、韓国語高級でないと、なめられてぼったくられる可能性もあるので、日本人1人で契約するのは正直難しいなと思いました。一緒に行ってくれた彼に大感謝です。
ソウルまでは遠くなりましたが、地下鉄の料金が安いし、周りにマートもたくさんあるので住むのには全く困りません✌️
それでは
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