応援ナースって実際どうなの?半年働いてみた給料と感想

看護師事情

こんにちは、ちーちゃんです。

ちーちゃん
ちーちゃん

応援ナースって、気になったことありませんか。

日々病院で働いていて、
「こんなに毎日忙しくて大変なのに、給料が少ないと感じる」
「日勤と夜勤の繰り返しで、生活リズムがめちゃくちゃ…」
「このしんどい職場でいつまで働かないといけないの?」


と悩んだことが、皆さん一度や二度ではあるのではないでしょうか。かくいう私も、病棟で働いていた時は、休みや夜勤明けなのにも関わらず、ほぼ強制的に出ないといけない会議に嫌気がさしたり、夜勤をやるたびに疲れ果てて、悩んでいました。

今回、韓国へワーホリするにあたって先立つお金が必要となり、短期間で高給与を謳っている応援ナースをやったらいいんじゃないか?と思いましたが
施設で働いたこともないし、新しい職場に馴染めるか?周りに経験者もいないし、応援ナースの実際はどうなんだろう?
いじめられたりしない?


といろいろ不安が出てきました。たぶん、みなさんも同じようなことが気になると思います。周りに応援ナースを実際にしている友達もいなかったので、実際に働いてみた生の声をシェアしたいと思います。

あくまでも個人の主観、体験によるものです。

それぞれの勤務先によって、待遇や雰囲気などは異なりますので、参考程度にお読みいただけたら幸いです。

応援ナースをやってみた率直な結論

いや、最高の働き方を知ってしまいましたね。応援ナースをやってよかった!

看護師免許を取っててよかった!

ワーホリから帰ってきて、日本で次も働くなら応援ナースで一択です。しばらく常勤では働きたくない!というか、働けない!

実際を書いてみたのでぜひ見て行ってください↓↓

わたしのプロフィール

まずはわたしのプロフィールから

  • 看護師7年目
  • 大学病院にて約5年勤務(内科病棟4年、外来1年)
  • コールセンター、ワクチンバイト、ツアーナース、美容クリニックバイトなど多数経験

応援ナースって何ぞや

⭐️応援ナースとは


人員不足の医療機関に、即戦力として働きに行くこと

教育体制が整っていないことがほとんどなので、基本的には、3年以上の臨床経験が必要とされます。

日本全国、求人があればどこでも好きな場所で働けます。

ほとんどの場合、家賃や光熱費が支給されたり、手当が出ます。遠方の場合でも主に片道だけですが、引っ越し代も支給されます。


応援ナースをやったメリット

  • 給料が高い
  • ボーナスがなくても含まれてる額のような物
  • 人間関係のしがらみがない
  • あっても期間限定だと割り切れる
  • たとえ辛かったとしても期間が来れば終わり
  • 住居費、交通費、引っ越し費も支給される(今回は施設で頼んでいる弁当が1勤務につき2食ついてくる)
  • 一般的に考えられない程の貯金ができる(月に約30万円)

デメリット

  • ボーナスがない
  • 毎回新しい職場に適応しないといけない
  • 契約期間が終わったらまた新しい職場を探す必要がある
  • 人間関係を一から構築する必要がある
  • 知り合いがおらず、慣れない場所なので働きはじめはストレスを感じやすい

応援ナースの流れ

ちーちゃん
ちーちゃん

使った派遣会社の紹介だよ!

今回は、求人数が多いとされ、「私は〇〇で応援ナース!」というCMを子どもの時から見ていたので、ナースパワーでお仕事を探しました。

看護師の求人・派遣・転職【ナースパワー】
全国50228件の看護師・准看護師・助産師求人はもちろん、独自の応援ナース求人、派遣求人などの求人情報でお仕事探し。日勤や夜勤も検索可能。専任のキャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートいたします。

ナースパワーに登録する(以降はLINEアプリでやりとり)

自分の希望する条件を伝える
・勤務場所
・給与
・寮の有無 etc..

それに合わせた求人状況をいくつか送ってくれる

送ってくれたところから良さそうなところを選ぶ

面接の日程を組む(電話面接)

履歴書を郵送するように言われる
・この時韓国旅行中だったため、翌日帰国した後に送りますと伝えると、それは大変だからと担当の方がPC上で作成してくれて、志望動機などをLINEで送ってくれたら、こちらで修正して先方に送付しますと言ってくれて、神でした。ここらへんがわたしがナースパワーを推す理由です。笑


面接の日になったら勤務希望先の担当者と電話する
志望動機など詳しく聞かれると思ったので、いつも通りの患者さんの目線になって看護がしたい云々というような、とってつけたような文章を準備していましたが、勤務条件や健康状態の確認など事務的な内容で終わりました。

電話の翌日に、正式に採用とナースパワーからLINEで連絡が来ました。

電話面接から初出勤日までは約1ヶ月でした。
最初は、応援ナースというものがどんな感じか分からなかったので、最短契約期間の3ヶ月から契約し、実際に働いてみてやっていけそうだなと思ったので、途中でナースパワーの担当者に連絡して半年に延長しました。

実際の仕事内容

私が今回働いたところは施設だったので、医師は週1回往診に来るのみで常駐していませんでしたが、利用者さんのことで困った事があればいつでも電話で相談にのってくれました。

看護師の主な業務は

・バイタルチェック
・褥瘡処置
・口腔ケア
・点滴管理
・膀胱留置カテーテル管理、交換
・胃ろう、NGチューブからの栄養投与
・食事介助
・内服薬のセットなど

オムツ交換、特浴での入浴介助は基本的に介護士がやってくれるため、看護師も手伝うことはありましたが、病院で働いていた時ほど自分は腰が辛くなかった印象です。

以前働いてた病院では、NGチューブは医師が挿入する決まりだったので、施設に来てから初めて挿入を経験しました。

ただ、レントゲンが撮れないので、毎回肺に誤挿入しているのではないかとヒヤヒヤしていました。。。
施設あるあるですね。

このような新しい経験が出来るのも、応援ナースの醍醐味ではないでしょうか。

一番心配だった人間関係も、わりと新しくできた施設だったということもあり、人の入れ替わりが多くて、お局的な存在がおらず、みなさん親切にしてくれる方ばかりでした。

よく、応援ナースは「よそ者」として扱われて辛いなどという口コミを見て、行く前は不安になっていましたが、わたしがいた半年の期間中、約20人在籍している看護師のうち応援ナースは6〜7人で、多かったこともあって常勤と特に差別されることもなく、とても働きやすい環境でした。

とにかく高い実際の手取り額の公開はこちらです

応援ナースは常勤と給料に差があるから、絶対に給料の額を言ってはいけないと言われた、という他の方のブログも見ましたが、それについては特に担当の方には言われませんでした。もはや常識なのかな?
(むしろ先にいた応援ナースがペラペラ喋っていたため、常勤の方も応援ナースの給料の額を知っていました。それもどうかと思いますが笑)

出勤回数は月に20日程度で、今回は日勤のみの夜勤をしないという契約でしたが、それでも総支給50万円以上、手取りで41〜42万円毎月貰うことができ、給与明細を見た時は夜勤をやらずしてこの高給だったので、心から看護師になってよかったと小躍りして喜んだ瞬間でした。

ちなみに、夜勤をやれば、1回に約15,000円の夜勤手当が付き、月に夜勤は10回程度で、それだけで約15万円プラスされると聞いたのでまるで夢のようです。笑

ただ、わたしは夜勤が体に合ってなく、人間は朝起きて暗くなったら寝るものだと元来思っているので、夜勤をやらなくてもこれだけもらえているので全く文句はありません。

この高給与というのが、応援ナースの一番のメリットではないでしょうか。
ボーナスがなかったとしても、ボーナスがあった病院勤務時代より年収は多くなる計算です。

住居費としては、家具家電付きのレオパレスに住めて、家賃・光熱費は会社負担で、駐車場代として約8000円ほど引かれていました。
寮のレオパレスは、車があると伝えたためか、職場からは2.5㎞ほどの場所にありました。
車がない別の職員は、施設から徒歩圏内のレオパレスに住んでいました。

県内の引っ越しだったので、行きの高速代の約3,000円と、実家からマットレスなどのヤマト輸送費の約16,000円も、申請して入職の翌々日に振り込まれていました。
今回の応援ナースでは、弁当までもらうことができたので、生活費がかからず、給料をほぼ全て娯楽費と貯金にまわすことができたので、とてもとてもありがたかったな〜と思います。

人間関係が広がる


応援ナースをやれば、同じように応援ナースをやっている人との出会いがあり、他の職場はこんな感じだったとか、いろいろ情報を得ることができます。応援ナースを転々と年単位で長いことやっている人もいて、こんな働き方があったんだな〜と目から鱗でした。

施設は入れ替わりがないため、合わない利用者とは長く関わらないといけないが、覚えてしまえば楽です。
退去することはほぼありません。亡くなるまで過ごします。
そのため、利用者の疾患、癖、性格、生活リズムなど一度知ってしまえば、毎日それに合わせて日々粛々と業務をこなしていくのみです。
病院では入退院が多く、毎日入れ替わる受け持ちの情報をとるだけでも一仕事だったのでこの違いは明白です。

医療知識、看護スキルは落ちていく?


今回は施設で勤務したので、積極的に治療をする場ではなく、看護技術やアセスメント能力が階段を転がるように落ちている気がしました。(なお元々高い能力があるとは言っていません。)


まあ看護師として専門分野で高みを目指そう!と全く思っていないので、日々事故なく無事に仕事を終わらせて、お金と休みをもらえればいいや〜と思っている私のような人間にはぴったりの働き方です。

もちろん、応援ナースでも、バリバリ活躍できる病院を選べば、看護スキルを維持・向上させることも可能です。

自分の求める働き方に応じて、勤務場所を選ぶことができることも、応援ナースの魅力の一つだと思います。

入職後もナースパワーの担当者がこまめに連絡をくれる


体調はどうですか?など、それだけでも気遣ってもらえている気がしてありがたかったです。
入職後、健康保険証がなかなか届かず、手元に来るまで2ヶ月近くかかったのですが、その間にも連絡したら親身に相談にのってくれました。

迷っているなら応援ナースをやってみるべき

期限付きで働きながらも、そこの職場が気に入れば、常勤になることだってできるし、全国住んでみたい場所にどこでも行けちゃいながら、お給料まで高いって最高ですよね。

期限も決まっているから、終わりが見えるのも気持ちに余裕ができます。

こんな働き方ができるのも、病院時代の経験があるからこそです。
あの時の大嫌いだった師長さんには感謝したいと思います。^_^
みなさんも、応援ナースをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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